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ハーネマンアカデミーの授業の様子や、年間のスケジュールなど、先輩達の学生生活の様子をお見せいたします。

セルフケア・アドバイザー・スクール 授業映像の一部(2009年10月)

セリ科のレメディを学ぶ

2007年5月26・27日 東京校3・4年生合同授業

この週末は2日間かけて、セリ科のレメディを勉強しました。セリ科は人類史上でもっとも早く認識された植物群で、自然界には約3000種類あり、そのうち32の植物がレメディとなっています。

今回はキム・エリア先生と永松学長のジョイント授業。セリ科の7つのレメディについて、たくさんのペーパーケース(患者さんのケースを紙に文章で記したもの)をもとに、レメディの特徴を描き出しながら学んでゆきました。

土曜日 12:30~19:30
  • セリ科のマテリアメディカとケース
  • コニウム(Conium maculatum)
  • シクータ(Cicuta virosa)
日曜日 8:30~17:00
  • イスゥーザ(Aethusa cynapium)
  • アサフォエティダ(Asafoetida)
  • スンブルス・モスカトゥス(Sumbulus moschatus)
  • フェランドリウム(Phelandrium aquaticum)
  • オエナンセ・クロカタ(Oenanthe crocata)

ソクラテスの仰いだ毒杯―ドクニンジンのレメディ・コニウム

ドクニンジンから作られたレメディ、コニウム(Conium maculatum)は、セリ科の代表的なレメディの一つです。ドクニンジンは古代から、鎮痛や痙攣止め、乳房の腫瘍などの治療に用いられました。古代ギリシャでは死刑で使われ、哲学者ソクラテスがアテネの若者を感化したかどで死刑を宣告されたときも、このドクニンジンの毒杯を仰いで亡くなりました。

プラトンの著書「パイドン」には、ソクラテスが毒を飲んでから亡くなるまでの叙述があります。これはコニウムのプルービングそのもののような描写で、授業のなかでも「レメディのガイドラインのように素晴らしい叙述」と紹介がありました。コニウムの症状のひとつに麻痺がありますが、この麻痺は「下半身から始まって上体に向かって拡がる」という特徴があります。ソクラテスもドクニンジンを飲んだあと、足から麻痺が始まり、そして麻痺は徐々に上半身に拡がってゆきました。

「…われわれはそれを聞いて恥じ入り、泣くのを抑えました。あの方は歩きまわっておられましたが、足が重くなってきたといわれ、仰向けに横たわりました。そうするように、あの男が指示していたからです。それと同時に、この毒薬を手渡した男はあの方の体に触り、しばらくしてから、足とすねを調べ、それから、あの方の足を強く押して、感じるかどうか、と訪ねました。感じない、とあの方は答えました。その後で、また、かれは向うずねを押し、こうしてだんだん上のほうへあがってゆきながら、あの方が冷たくなり、硬くなってゆくのを、われわれに示したのです。かれは触りつづけながら、言いました。冷たさが心臓まで来たときに、こと切れておられるでしょう、と…」

プラトン著「パイドン」(岩田靖夫訳 岩波文庫)

ホメオパシーでは19世紀に、創始者のハーネマンがプルービングをし、レメディとして用いられるようになりました。授業ではまず、患者さんのペーパーケースをじっくりと受けとめ、そのケースで何が癒されるべきか、何がケースのなかで特徴的なのかをクラスで対話しながら考えてゆきます。そして心身の症状を細かく検討しながら、すべての症状に共通して貫かれているコニウムのテーマに迫ってゆきました。

セリ科のレメディを学ぶ

ホメオパシーの基本原理について学ぶ

2006年4月15・16日 東京校1年生授業

4月、新学期を迎えた東京校では、新入生のための最初の授業が行われました。ハーネマンアカデミー4年制の最初の授業では、永松学長からホメオパシーの基本原理についてお話があります。基本原理は最も重要で根本的なことであり、4年間の学びのなかで、また将来の臨床のなかで、常に立ち返る基本でもあります。人は道理に基づいて病になり、道理に基づいて健康を取り戻します。クライアントを健康へと導くことのできる真に有益なホメオパスになるためには、ホメオパシーが基づく基本原理、道理について、しっかりと理解してゆかなくてはなりません。

土曜日 12:30~19:30
  • 医師とは何か、真のホメオパスとは何か
  • 基本原理の概観
    (基本的概念/症状と兆候/病気の分類/マヤ
    ズム/ケースマネジメント理論/レメディ)
  • 宇宙の組成、構造と人間 数を例として
  • 健康、病、症状、治癒とは何か
  • レメディについて
日曜日 8:30~17:00
  • 相互作用、同時因果について
  • 世界のホメオパシーの現状
  • 毒と薬について
  • 似たものが似たものを治すとは
  • マテリアメディカ、レパートリーについて

健康とは何か、病とは何か

病と健康は通常、対立する別々の概念として捉えられています。しかしホメオパシーでは、病と健康は対立的なものではなく、同じところからきていると考えます。

人は本来、健全健康な姿だといえます。健全健康な人に何かがおこったとき、人はその状態に適応しようと反応します。適応すべきときに一時的に適応しているなら健全な反応ですが、次第に固定化して元に戻らない状態、もはや必要がないのに適応しつづけている状態を病と呼びます。

つまり、どのような病も健全な適応から始まります。そして適応しつづけなくてはならない事情が根本的に解決されると、本来の健全健康な姿に戻ってゆくのです。

このシンプルでありながら最初は複雑に聞こえる原理について、永松学長から様々な観点から説明がなされました。英語の病diseaseの概念から、ストレスの概念から、テニスボールのたとえから、またレメディのお話から、病について考えを深めてゆきました。

ホメオパシーの基本原理について学ぶ

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