ハーネマンアカデミーの授業とは

ホメオパシーを学ぶということは、宇宙の森羅万象を学ぶといっても過言ではないほど、
深い専門知識と人間理解、幅広い分野への興味が必要となります。
ホメオパシー哲学、レメディーの知識、オルガノンの習得、ケースの理解、レパートライゼーション…
それらを多角的に学んでいくのがハーネマンアカデミーの授業です。
ホメオパシーは、一つ一つの単元を何の脈略もなく学ぶものではありません。
螺旋を描くように何度も同じところに立ち返って、次第に深めていきながら、確実に次のステージへ昇っていくのです。
そんなハーネマンアカデミーの授業の様子を、まだ勉強を始められて間もない、ある1年生の新鮮な目線からご紹介します。

レメディーの勉強は”ざんげ”の時間!?

今日授業を受けていてふと思ったことがあります。それは、レメディーを勉強する授業の間中、なんともいえない「ホロ苦い時間」を過ごしているということです。ある意味それは苦痛であるともいえるほど苦い思いです。

レメディーというのは基本的にその人の症状像を示すもの…つまり病の元にあるものを表しているので、良い面についてはあまり語られません。
人間のなんともいえない、いや?な面についてのことが多く、例えば、今日学んだLycopodiumというレメディーは、目下の人には高圧的な態度を取るが、目上の人には手のひらを返したようにゴキゲンを伺うとか、な?んか毎回自分のことをチクチクと指摘されているような感覚になってしまうのです(苦笑)
そんなわけで僕はよく「自分のレメディーはこれなんじゃないか…」と思ってちょっと暗い気分になったりするのですが、よく使われるレメディーというのは多かれ少なかれ誰しも「あるある!」と共感するものだと聞いたこともあります。確かに毎回「あるある!」と思っているうちに、どんな人にもとても共感できる「心の痛み」というものがあるんだな?という気持ちになってきました。

まだまだ知っているレメディーは少ないですが、こういうことを重ねていくうちに本当に色んなレメディー(人)を理解し、共感し、許し、癒し、ひとつになろうという大きな心に繋がっていくんだろうな?という気がします。というわけで、今日も6時間を費やしてある人の人生を共に旅した気がします。
共感と懺悔にも似た気持ちを抱きながら…
そして授業が終わった時、自分の中の「そのレメディー的な部分」が癒された気がします。
この学校での授業というのは本当にありがたく神秘的な体験でもあるなと思います。

レメディーを学ぶ

レメディーの勉強はホメオパシーの楽しさの1つです。
レメディーには中心テーマがあり、それぞれの症状像が、そのまま一人の人間のようです。例えばここで出てきたレメディー「Lycopodium」とはどんなレメディーなのでしょうか。

Lycopodium/ライコポディウム

ライコポディウムはヒカゲノカズラ科のコケです。非常に発達したコケで、今でこそ小型化していますが、石炭紀においては30mにも及ぶ巨大な植物で、鬱蒼とした森をつくるほどでした。この植物は、本来は木になるはずだったのに途中でイジケてしまってコケになってしまったという説がありますが、ライコポディウムの状態をよく表しています。
このレメディーの中心にあるのは「極端なまでの自信のなさ」と、その代償としての「傲慢さ」です。つまり、内心では自信がないので、それを押し隠そうとしてとても傲慢な態度をとります。その自信のなさゆえに努力を重ね、教師、医師、弁護士というような「先生」と呼ばれる仕事に従事している方や経営者にも多いと言われています。
外面がよく、非常に柔和な印象だったりしますが、自宅では暴君であったり、自分より目下の人間に対しては尊大な態度をとったりします。
衣服の圧迫や暖かさで悪化し、ゲップや温かい飲み物で好転します。甘いものが好きで、頭痛を避けるために決まった時間に食事をしなければなりません…。
あなたの周りに、こんな方いませんか?
Materia Medica/マテリアメディカ
レメディーのこのような症状像を学ぶために、マテリアメディカという薬学書があります。ここには、レメディーの中心テーマ、主症状、悪化・好転要因、精神症状、全身症状、部分症状などが細かく掲載されています。
マテリアメディカを学ぶことで、そのレメディーの全体像を知ることができるのです。
Repertory/レパートリー
マテリアメディカと対になるものにレパートリーがあります。
これは、ホメオパスにとって親友ともいうべきとても大事なものです。レパートリーは、症状からレメディーを選ぶための辞書になります。ホメオパシーでは、クライアントの様々な症状からその方特有の像を選びだし、それらをレパートライズ(レパートリーでひいていく)しながらレメディーを絞っていきます。
Text/レメディー資料
ハーネマンアカデミーならではのマテリアメディカ!その1つがKim先生力作のレメディーを紹介したパワーポイントです。1つのレメディーで、時には100ページを超える特徴や症状像が、楽しい写真満載で載っています。レメディーの特徴をイメージするのにとても役立っています。

人間を学ぶ

ハーネマンアカデミーが最も大切にしている授業の一つ、それが人間を学ぶ授業です。これは、教科書にはありません。しかし、「ホメオパシー=人をみる医学」である以上、人間を洞察する力、その人を理解しようとする心、できる限り偏見にとらわれず、その方の人生をありのままに受け取ることは、ホメオパスの生命線ともいえるほど大切なものであることがわかります。
そのためハーネマンアカデミーでは、映画や音楽、読書などを通じて、様々なものの見方を鍛える授業があります。これこそ当校が最も大事にしている授業なのです。