自分の理解が根底から揺さぶられる驚き

講義の中で、ホメオパシーに関して学ぶもの、それは実に様々なことです。講義の本当に最初の頃だったと記憶しています。人間がある状況(病も含めて)にあるということは、その人がそうならざるを得ない事情によりそうなっているということ。良いとか悪いとかでは無く、その人の全歴史がその人をそこに連れてきた。これがスタート地点でした。

言われてみれば全くその通りなのですが、この言葉には本当に驚きました。人は様々な出来事に遭い、その中での体験を通じて、何らかバランスをとりながら、その人自身の在り方、その人自身の世界観を作り出しています。そしてある状況では症状を抱え、自分を病であると感じています。

ホメオパシーにおける治癒とは、その状況からより健全健康な状態に立ち返っていくこと、つまり単に不都合な症状を無くすのではなく、全ての症状を含めたその人の在り方がより健全健康な状態になることであると、そしてホメオパシーを通じて、その治癒が起こることを学んできました。

そして最も当惑させられたのが“何かを知る“ということでした。治癒しうるレメディに至る過程には、人間、病と健康、当然ですがレメディに関する理解が必要です。この”何かを知る“ということが一体どういうものであるかを考えさせられ、また自分が理解したと思い込んでいたものが根底から揺さぶられました。ホメオパシーを学ぶことを通じて、理解に向けて歩みを続けることの大切さを気付かされたように思います。