ホメオパシーを勉強していくうえで重要なことは、本質を見る力なのではないかと思います。4年間の学びで、ホメオパシーの原理やレメディ学習はもちろんのこと、映画や音楽を使った授業も行われます。また、一緒に学ぶ仲間と意見を交換したり、考えをシェアしたりしていきます。ホメオパシーと関係ないのではないかと思うようなことも行いますが、どんなときも突き詰めていくと、本質は何かを問うことに行きつきます。私たちは自分の考えを持ち、常にそれを指標に生きています。何かを見るときも自分を通してみることしかできないのです。

自分の考えの小さい枠にこの4年間で気づかされ、より大きくする訓練をしてきたように思います。自分の小さな枠を外して目の前の現象を見ることで本当に起こっていることは何か、本当に必要なことは何かがよりはっきりとわかるようになります。

レメディを選択するためにはこのような訓練がとても大切ですが、この本質を見る力はホメオパシーの中だけの話ではありません。生きていくうえで、自分の枠に気づいて広げていくこと、そして本当のことに目を向けることはとても大切で常に意識していきたいことです。

4年間の学びをふくめて約10年近くが経ちました。現在、主人と薬局をしています。私たちの目指すところは、来店される方に今必要なことは何かを見極めてご提案できる場を作るということです。それはホメオパシーでの学びの中で培ってきた、本質を見ることが基本になっています。そして、今という瞬間にしっかりと立つことです。過去の積み重ねが今であり、今の積み重ねが未来だとしたら、今にはあらゆる本質が含まれているからです。

私が初めてホメオパシーに出会ったのは薬剤師として働き始めて数年したころです。薬を扱う仕事をしていて、いろいろなことを感じていたのですが、そんな中、ホメオパシーの講座に参加して原理を聞いたとき、これは本物だと確信し自らの力で改善に向かうことができるならばこんな素晴らしいことはないと思いました。

現在ホメオパスとして活動していますが「今この瞬間の本質を見ること」を心にしっかり留めて薬局での相談、セッション、講師活動などを通じてホメオパシーに携わっていきたいと思います。今、本当に必要とされている方にホメオパシーを届けられるのはとてもうれしいことです。