ハーネマンアカデミーの始まり
ホメオパシーは、理論と実際が完全に一致し、哲学と科学が芸術的に融合し、あらゆるレベルのリアリティーがそこにある。このホメオパシーに出会うために、今までの人生があったのか、という思いに圧倒されていました。 そのうちに、私の中で翻然と、「どうしてもこれを伝えなければならない!」という決意が生まれました。
「私の持てるあらゆるものを惜しみなく伝えたい!」
こうしてハーネマンアカデミーが始まったのです。
ハーネマンアカデミーでは、さまざまな面からホメオパシーを学びますが、最初の四年間の中で最も大切にしているのは、これからのホメオパシー人生の質を決定づける「ホメオパシー基礎体力」をつけることです。どのようなプロスポーツ選手も、その競技の種類を問わず、高度な基礎体力を必要とするのと同じです。
「ホメオパシー基礎体力」とは、人間に興味を持ち、森羅万象に興味を持ち、自分自身が成長し、ホメオパシーを通じて自分自身を磨き続ける力です。自らの偏見に気づき、自らを解放していく力です。それがホメオパシーのスキルすべての基礎になるのです。
ホメオパシーのスキルは、単なるホメオパシーの知識や「実践的知識」だけではありません。それだけでは、根無し草のようなものです。本物のホメオパスになっていく教育とは、ちょうど家を建てるのとよく似ています。家を建てるのに、基礎工事を行わずに、いきなり上屋を建てられません。しかし、家を建てることをよく知らない人は、基礎工事を行わずに上屋だけの建物を建ててしまいます。
建った家だけ見ると、基礎工事をした家もしていない家も一見同じように見えます。しかし、基礎工事をしていない家は、ちょっとした地震や台風ですぐに吹き飛んでしまいます。ホメオパシー基礎工事をせずに、「プロフェッショナル・ホメオパシー上屋」を建ててはならないのです。
錬金術という言葉はご存知だと思います。実はあのニュートンも、万有引力の法則の発見の後は、錬金術の研究に没頭していたことは、広く知られています。世間一般の通念とは大きく違い、錬金術とは、「物質性と精神性を兼ね備えた一つの完全な世界観に立つトータルな実践」です。何と素晴らしく魅力的な定義でしょうか。つまり、錬金術の究極の目的は、人間を「金の人」に変容させることです。そして、卑金属(鉛)を貴金属(金)に変容させることは、「卑人間」から「貴人間」への変容に伴う実践でありました。その意味では、ホメオパシーはまぎれもない錬金術なのです。
ホメオパシーの究極の目的は、「人生のクオリティーを向上させること」です。すなわち「鉛の人生」から「金の人生」への変容です。 ホメオパシーにとって、病は単なる病理学的な変化ではありません。人間の本質的な成長に不可欠な「負荷」です。
我々の中に何か解決すべき課題がある、不調和がある、それを表現し、示してくれる唯一の表現が症状であり、病です。それに正しく対峙し、本質的に解決することによってのみ、私たちの人生のクオリティーを高めることができます。それ以外に私たちの人生のクオリティーが高まる道はありません。人生のクオリティーの向上の中に、病の治癒はあるのです。そして「ホメオパシー錬金術」では、「金の人」に変容するための実践としてホメオパシーレメディーを使うのです。
「ホメオパシー錬金術」を学ぶことは、ホメオパシーを必要としている世の中の多くの方々に、本当に大きな力となり手助けになるでしょう。それは私たち自身も例外ではありません。「ホメオパシー練金術」を学ぶことは、何よりも自分自身を「金の人」に変容させる、大いなる力となって、私たち自身の新たな人生の始まりとなります。
昔から「人は自分が癒されている以上には人を癒すことができない」といいます。その通りです。もし人が人を癒すことができるとするならば、自分自身を高めていく過程の余波でしかないのです。「人を癒してやる。救ってやる。」という「大それた考え」からではありません。 自分自身が「金の人」に変容していく余波として、周りの人が「金の人」に変容していくのです。それ以外に「真の癒し」はないともいえるでしょう。
最後に、私の「最高レベルの学校を作る」という願いは、着実にかなってきています。 開校当初、日本ではほとんど影も形もなかったホメオパシー。しかし今は多くの方々の助けをいただいて、しっかり日本にも定着してきました。しかしまだまだやるべきことは、たくさんあります。
願いのさらなる実現を信じ、ぜひ私たちと一緒に「ホメオパシー錬金術」を学び、新たな本当の人生にチャレンジしようではありませんか。
たくさんの感謝を皆様に。