学校案内
本科(4年制)概要
ハーネマンアカデミーが目指すのは
どの時代にも通用するプロフェッショナルな人材育成
ハーネマンアカデミーの本科は、世界で通用するホメオパシーのスペシャリストを育てる4年制のスクールです。豊富な知識や感性を育む独自の教育プログラムで、人間性豊かなスペシャリストを育成します。ホメオパシーの創始者サミュエル・ハーネマン医師は、physicianの為すべきことを、主著オルガノンの中で下記のように明確に定義しています。
ハーネマン・オルガノン 第三章
- クライアントにおいて、何が病なのか、何を本当に治療すべきなのかを洞察できる。
- レメディーの治癒力に関する知識を熟知している。(マテリアメディカの知識)
- クライアントの症状の全体像とレメディーの症状の全体像を適合させ、正しく調製したレメディーを、最適の投与量、最適の間隔、最適のポテンシーで与えることができる。
- 治癒を妨げる要因を知り、どうすればそれを取り払えるのか心得ている。
つまり、ホメオパスになるプロセスとは、この4つを習得するプロセスであるわけです。それでは、この4つをどのようにして磨いていくのでしょうか?
- ①何が治癒されるべきかを知覚する
- 人間に対する理解、観察力、洞察力です。ホメオパシーは、人間を含む生きとし生けるもの全て、森羅万象を対象としますから、ありのままの人間を理解し、正しく洞察することが必要です。解剖学、生理学、病理学、病態生理などの人体のレベルも学びますし、授業中の何気ない対話一つ一つが人間や人生について考え直す勉強になっています。さまざまな本や映画、TV 番組、音楽などを通じ、さまざまな感覚やインスピレーションも磨きます。楽しく学ぶうちに次第に人生が変わってくる、とてもエキサイティングなプロセスです。
- ②マテリアメディカの知識
- 最初の半分は、いわゆる「勉強」です。何度もマテリアメディカを読み、治癒したケースを読み、レメディーを学びます。あとの半分は、机上の勉強をした後に、症状像を単なる症状の羅列ではなく、人間の形、イメージにしていく、創造的なプロセスです。
- ③レメディーの選択と適用
- これも最初の半分は「勉強」です。レメディーの選択の仕方にはメソッドがあり、ポテンシーや投与間隔の決定には、ある程度の基準があって、それは学ぶ必要があります。しかし、実際にクライアントの全体像に合った全体像を持つレメディーを探し、ポテンシーや間隔を決定していくのは、非常に創造的なプロセスでもあります。
- ④治癒の妨げになる要因を解決する
- 健康は多くの要因によって成り立っているため、治癒の妨げになりうる要因はたくさんあります。食事や運動などの生活習慣の重要性はもちろん、環境、仕事、家族関係など、さまざまな要因についても、ケースや対話を通じて、実際的に学びます。
なぜ4年制なのか
ホメオパシーの学びは、単なる知識だけの堆積ではありません。本当の力を持ったホメオパスになろうとすれば、「知識が知恵に変容していく時間」が必要です。
ホメオパシーの世界基準を作っているECCH(ヨーロピアンカウンシルフォークラシカルホメオパシー)では、「ホメオパシー教育コースの最終的な目標は、卒業生が自主的で有能なホメオパスとして発展する能力を与えることであり、教育は学習内容が生徒に吸収されるほど、十分に長期に渡る必要がある」としています。
情報量だけを短い期間に詰め込むことはいくらでも可能です。しかし、それでは本当には役に立たないのです。それをじっくりとかみしめて消化する時間がなければ、それが実になることはありません。一年分の食事を一ヶ月でまとめて摂取することができないのと一緒です。つまり、時間を省略するということは不可能です。
それでは、どのくらいの時間が必要なのでしょうか。
ECCHでは、「プロのホメオパスを養成する教育期間の年数として、毎日授業のあるフルタイムの場合で、最低でも3年から4年、月に数日というパートタイムでは、最低4年から6年が必要である」としています。これ以下の修養期間では、プロのホメオパスを養成する学校とは言えません。
もちろん、短期間でもホメオパシーを学べます。2年制であれば2年の学びであり、3年制であれば3年の学び、4年制は4年の学びなのです。ちょうど4年制大学と2年制短大と同じです。大学には大学の学びがあり、短大には短大の学びがあります。どちらが上、ということではなく、目指しているもの、できることが違うのです。
ハーネマンアカデミーでは、ホメオパシーのスペシャリストとして世の中に貢献し、活躍するためには、本物の力をつけることが最も大切なことであり、そのために最低限必要とする期間があると考えています。
ディプロマについて
ハーネマンアカデミーがホメオパス(ホメオパシーの臨床家)として認定するもので、こちらの4つが必須です。
- 通常授業 年間20日間(月1回の土日)×4年間
- 解剖・生理・病理学授業 年間8日間(3ヶ月に1回の土日)×4年間
- 国際セミナー 2~4日間(秋の3連休)×4年間
- 臨床トレーニング(個別に日程調整)×3・4年次の2年間
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