学長ブログ
ホメオパシーでは何を学ぶべきなのか?
2025-03-06
ホメオパシーの聖典オルガノンに明確に書いてあります。
オルガノンを引用しましょう。
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§3
医師は次のことが明確に出来なければならない。
第一に、病気において何を治療したらよいのか、すなわち、個々の患者において何を治療すべきなのか(病気の認識と徴候の読み取り)。
第二に、レメディーにおいて何が治癒の作用なのか、すなわち、個々のレメディー一つひとつにどんな治癒の作用があるのか
(レメディーの治癒力に関する知識)。
第三に、明白な根拠に従い、患者において確実に病気と認められたものに対し、レメディーの治癒作用を適合させ、
健康が必ず回復するようにすることである。
その場合、次の二点に気をつけなければならない。
一つは、作用のしかたの点でレメディーが患者に適しているかどうかというレメディーの妥当性(レメディーの選択と適用)、
もう一つは、レメディーの調製と分量は厳密に要求されたものであり(正しい投与量)、
反復投与する間隔は適切であるかどうか、という点である。
第四として、医師はどんな場合でも、回復を持続させるために何が健康を妨げているのかを知り、
どうすればそれを取り払えるのかを心得ておかねばならない。
このようにして、医師は本来の目的にかなった根本的な治療のしかたを理解し、真の治療家となるのである。
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簡単に言えば、
1.何が本当に解決されなければならないのか、を明確に理解する
2.レメディーの知識
3.1と2とを合わせること、つまり解決されなければならない病に対して何のレメディーを適合させるのか?
4.治癒の妨げとなるものを認識し取り払える業(わざ)
の4つです。
この4つを習得できるならば、本来の医師になれる、というわけです。
さて、この4つのことをどのようにして習得できるのでしょうか?
1がまずいきなり問題です・・・
何が本当に解決されなければならないのかを理解する。
いかがでしょうか?
う~ん どうでしょうか?
それって、例えば風邪だったり、胃痛だったり、乳がんのことでしょうか?
確かにそれもありますね。
でも本当にそれだけでしょうか?
その症状の裏に、例えば虐待や家族の不和や経済的困窮などがあったらいかがでしょうか?
簡単ではなさそうですね・・・
では2はいかがでしょうか?
レメディーの知識。
実は知識と言っても幅が広いのですが、それはともかく、レメディーの知識は比較的シンプルそうですね。
私たちが慣れている「勉強」です。
3はいかがでしょうか?
1と2を合わせるということ・・・
2は一応勉強だけど、1が問題ですね・・・
では4はいかがでしょうか?
治癒の妨げとなるものを認識し、それを取り払える業(わざ)を身に着けること・・・
う~~ん、それってどうやって習得するのでしょうか?
つづく
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