学長ブログ
人が再び「人間」に還っていく講座を始めます。
2024-11-22
9月13日、私は「爆弾発言」を致しました。
爆弾発言
人間の本来の役割、本来の姿をこのように表現しました。
「本来の人間とは、宇宙のあらゆる存在、動物・植物・鉱物その他が
最も幸せな状態でいられるように、
あらゆる想像力を無限に働かせ、実現する存在である」と。
まるで仏さまみたいだ! と思われるかもしれません。
実はそうです。 その通りです
私たち人間は、「本来」仏さまのような存在であり、
「本来完全なる存在」なのです。
そう言うと、そんな絵空事のようなことがあるはずがない!と思われると思います。
もしそうであれば、今も、今までも、人類が起こしている無数の悲惨な戦いや残酷な行い、
毎日数えきれないほど行われている残忍な犯罪、
動植物に対する非情極まりない行為は何だと言うのか‼
私たちの心の中に宿る無数の後ろ暗い心の動き、蠢きは何なのだ!
むしろ人間は本来悪魔だ!と言うなら理解できるけれど、
本来仏だとはとうてい理解できない! と言われる方は多くいらっしゃるでしょう。
しかしそれでも私は言います。
私たちは本来仏であり、本来完全なる存在です。
「本来完全なる存在」とは、私たちの「最終的な実在は『完全』である」、という意味です。
結局、「とどのつまり」「私たちの存在の最終的本質」は何なのか? です。
私たちはとてつもなく「悪い」存在、最も罪深い存在なのだけど、
否、最も罪深い存在であるからこそ、最も悪いことをしえる存在だからこそ、
私たちは最終的な実在としては「仏」である、
という一見極めて非論理的な結論に至るのです。
人類は核兵器を無数に持ち、
何度も削減されたにもかかわらず、
全人類どころか地球上のあらゆる生物を
何度も絶滅させることができるほど愚かである、とも言われています。
それにもかかわらず、私たちは「本来完全なる存在なのです。
そして、その「完全さ」はあらゆる愚かさを突き詰めたところ、
あらゆる愚かさを受け入れるところから始まります。
かつて親鸞聖人や法然上人はこのように喝破されました。
「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」と。
つまり、自分を「善人」だと思っているようなどうしようもない人でさえ極楽に行ける。
だから自分の中の「悪」を十分に自覚している「悪人」はもちろん極楽に行ける、と。
善悪という両極性をありのまま受け入れ溶かして、
大らかで雄大な「一つ」に向かっていこうではありませんか❤
そこに向かって大らかに寛容に一歩ずつ近づいていく講座を来年から始めます。
講座の詳細を追ってすぐにお知らせします。
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