学長ブログ

体験から経験に向かう隘路(1)

2024-10-19

10月14日、ずっと楽しみにしていた森山かをりさんとの対談がありました。

最初にお会いして約8年になります。

意外に短いな、とも思いますが、

最初にお会いした時からとても印象深い女性でした。

何と言ったらよいのでしょうか、

「似たもの」を感じました。

 

暗い時代、黒い時代、どす黒い時代、

明るい時代、生き生きとした時代、輝かしい時代。

そして再び暗く長いトンネル・・・

 

そして遂に夢に見た真に輝き続ける時代・・・

 

その「体験」をいかにして「経験」にしていくか。

他人にも、どんな時代でも、

どんな状況でも役に立つ「経験」にするか、

それが私の一生のテーマになったのですが、

森山さんにもそれを感じたのです。

 

最初にお会いした時は、

未だご自身のことで格闘されている真っ最中で、

他に目を向ける余裕は未だ無かったかもしれませんが、

最も大きな「ヤマ」は既に越えていました。

 

人生、いろいろな「ヤマ」はありますが、

一番大きな「ヤマ」は、やはり最初の「ヤマ」です。

何を最初の「ヤマ」と呼ぶのか、ですが、

自分が陥った場所から何とか抜け出そうとして、

他人のせいにせず、

ひたすら自分自身へと向かい始めることは、

やはり非常に辛く、難しいことです。

通常それは、やりたくてやるのではなく、

やらざるを得なくてやることになった、

というものだと思うのですが、

その時が本当に来ることは、

非常に難しいことだと思います。

 

私はとても出来が悪く、

小さいころから何度自分を変えたい、

変えようとしたか、分かりません。

私は幸い、

「あるつまらない出来事」による「天祐」

により始めることが出来ましたが、

誰にでも容易に訪れるわけではありません。

 

でも森山さんは見事にその道を歩き始められたのです。

 

それを始めてからも、次々に新たなる試練があり、

そうそうとんとん拍子にはいきません。

しかし、着々と静々と、楚々として、

粛々と進んでいきます。

三歩進んで二歩下がりながら、

一歩一歩進んでいきます。

 

しかし、必ずしも一直線ではありません。

さまざまな「落とし穴」もあるのです。

私にはありました。

 

つづく

 

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